共用サーバーにおける迷惑メール送信の防止、ならびに不正アクセスからの保護は、すべてのユーザーに求められる基本的なセキュリティ対策です。このセクションでは、メール送信に関する認証設定や、ログイン周りのセキュリティ強化策を紹介します。
1. SPF/DKIM/DMARCの基本
概要:
なりすましメールやスパム扱いされるリスクを低減するために、ドメインに設定すべき3つの主要なメール認証技術「SPF・DKIM・DMARC」の概要と設定方法について紹介します。
想定ユースケース:
- 自社のメールが相手先で「迷惑メール」扱いされて困っている
- Gmailなどへの到達率を上げたい
- サーバー経由で送るフォームメールがなりすましと判断される
2. リモートログインを安全にする注意点
概要:
SSHやSFTPを用いたサーバーへのリモートアクセスにおいて、ログイン情報の漏洩や攻撃を防ぐための具体的な設定や行動指針を紹介します。
想定ユースケース:
- 外出先やノートPCからログインしたいが安全性が不安
- 総当たり攻撃(ブルートフォース)を受けた形跡がある
- FTPクライアントにパスワードを保存しているが心配
3. まとめ & 次のステップ
- まずはSPF/DKIM/DMARCの設定を行い、サーバーから送るメールの信頼性を高めましょう。
- 次に、リモートログインの保護策を実施し、第三者による侵入リスクを軽減しましょう。
これらを実施することで、サーバーの評価が落ちることによるメール不達やブラックリスト登録を回避できるだけでなく、ビジネス上の信頼性の向上にもつながります。