共用サーバーでも使いやすい CMS(コンテンツ管理システム)や EC システムを比較紹介します。日本語対応が充実している EC-CUBE / baserCMS / Movable Type / WooCommerce を中心に、導入前に知っておきたい特長や適性を整理しました。
1. EC-CUBE(イーシーキューブ)
- 日本国内で広く使われる 国産ECパッケージ
- ショッピングカート・商品管理・会員機能を標準搭載
- 公式マーケットプレイスで拡張プラグインを配布
- 初期構築はやや高度(PHPフレームワークに近い)
▶️ カスタマイズ性と拡張性を重視する本格EC向け
2. baserCMS(ベーサーシーエムエス)
- HTML や CSS の知識がある人向けの 軽量 CMS
- 管理画面から静的 HTML を扱う感覚で運用可能
- EC機能は標準非搭載だが、追加プラグインで対応可
- CakePHP ベースで、拡張や保守も比較的しやすい
▶️ シンプルな企業サイトやコーポレート用途に最適
3. Movable Type(ムーバブルタイプ)
- 国産で信頼性の高い 商用ライセンス制 CMS
- 静的HTML生成が基本のため、表示が高速
- 商用サポートや保守体制が充実しており、企業利用が中心
- EC機能は非搭載。用途はブログ・ニュース配信等が主軸
▶️ 信頼性・表示速度重視の官公庁や企業向け
4. WooCommerce(ウーコマース)
- WordPress プラグインとして動作する EC システム
- 商品・在庫管理、注文・決済・クーポンなど多機能
- テーマや拡張プラグインが非常に豊富
- PayPal や Stripe など国際的な決済連携に強み
▶️ WordPress に慣れたユーザーが最も導入しやすい EC 機能
5. まとめと次のステップ
システム | 特徴 | おすすめ用途 |
---|---|---|
EC-CUBE | 高い自由度と日本語 EC 特化 | 中〜大規模の本格的なネットショップ |
baserCMS | 軽量で扱いやすい HTML系CMS | シンプルな会社・紹介サイト |
Movable Type | 静的HTML生成・法人向けサポートあり | 公共・法人での情報発信サイト |
WooCommerce | WordPressベースで導入しやすい | 小〜中規模のネットショップ |