共用レンタルサーバーで WordPress を導入するには、管理パネルによるクイックインストールと、ZIPファイルを使った手動インストールの2つの方法があります。ここでは両者の手順と注意点を比較しながら紹介します。
1. クイックインストールの手順
多くのサーバーには管理画面から WordPress を一括でインストールできる機能が備わっています。
一般的な流れ
- 管理パネルにログイン
- 「サイト作成」>「WordPress簡単インストール」
- サイトのURL・サイトタイトル・ログインID/パスワードを入力
- 「インストール」ボタンをクリック
- 数分で設置完了、ログインURLが表示される
✅ ポイント
DB設定やファイル展開、初期設定が自動化されているため、初心者に最適。
2. 手動インストールの手順
サーバー仕様や高度なカスタマイズが必要な場合は、以下の手順で手動インストールも可能です。
手順
- WordPress公式サイトから最新版ZIPをダウンロード
- 解凍し、FTPで
/public_html/
にアップロード - サーバー管理画面で MySQLデータベース作成
- ブラウザでサイトにアクセス → インストールウィザード開始
- DB名・ユーザー・パスワードを入力
- 管理者ID・パスワードなど初期設定を行い完了
⚠️ 注意
wp-config.php
が自動生成されない場合は、wp-config-sample.php
をコピーして手動作成してください。
3. 導入時の注意点
項目 | 注意点 |
---|---|
インストール先URL | ルート直下(/)かサブディレクトリ(/blog 等)を明確に決める |
データベース名 | 他の CMS と重複しないようユニークな名称に |
サーバー仕様 | PHP バージョン、MySQL バージョンを公式要件に合わせる |
SSL 対応 | インストール後、WordPress の設定で HTTPS を有効化 |
4. まとめ
- 初心者には クイックインストールがおすすめ。数分でサイトが構築可能
- 高度な設定が必要な場合は 手動インストールを選択しよう
- インストール直後は SSL設定・管理者パスワード管理・不要テーマ削除を徹底
- 複数サイトを運用する場合は、URL構成とDB設計を事前に整理